2011年11月8日 『チームとクラブ』
総合型をやっていますといろんな方から
「垣尾さんは元々は何(スポーツ)されてたんですか?」
と質問されるのですが、その答えは “野球” です。
少年野球チームには所属しなかったものの、小さい頃は毎日のように父親とキャッチボールして育ったので、今もソフトバレーなどの肩慣らしはキャッチボール感覚でやってしまいます。
それが正しいのか間違っているのか分からないけど、ソフトバレーの時にスローイング意識してスパイク打ったら、コントロールが良くなった気がします。
ところで、最近めっきりソフトバレー部会の常連となったウッシーとハルちゃん。
元々、ウッシーもハルちゃんもソフトバレー部会のある火曜日には別に所属していたチームの活動があったのですが、コチラを気に入って来てくれるのは運営委員長の僕も嬉しく思います。
あっ、誤解のないように言いますが、別のチームより総合型の活動を選んでくれたのが嬉しいのではなく、総合型の活動を楽しんでくれているのが純粋に嬉しいだけですよ。
確かにソフトバレーだけでなく、いろんな部会の中で 「ウッシー」、「ハルちゃん」 と会員の皆さんが声をかけてくれるので、本人達も自然に足が向くのだと思います。
さて、ここで僕の元に届いた総合型地域スポーツクラブのメールマガジンからQ&Aを一つ紹介しましょう。
Q.チームとクラブはどう違うのですか?
A.クラブには複数のチームが存在します。
その中でチームには 『チームワーク』、クラブには 『クラブワークとチームワーク』 という共同作業があります。
チームワークは “相手チームと競い合うために必要となる共同作業”。
クラブワークは “複数のチームが共存するために必要な共同作業” ということができます。
しかし、“チームワーク” のみが強調されると、「相手のチームに勝つこと」 だけが目標となり、『自チームのみの発展を目指す集団』
となりやすくなります。
そうすると、どうしても関係性が内へと向いてしまうため、閉鎖的集団になってしまいます。
クラブ育成段階などで既存のチームがクラブ育成に躊躇したり不安を抱いたりするのは、チームとして閉鎖的になっているからだと思われます。
一方、『クラブワーク』 は、共生の理論によって人と人、集団と集団、組織と組織が協業することですから、互いに外に向かって開かれた関係となり、クラブメンバーは地域住民全体へと広がりを見せていくこととなります。
僕もチームを作ってた人間として、チームの魅力は十分わかっています。
だからチームに属することを否定はしませんし、むしろ若いハルちゃんにはどこかチームに属して頑張って欲しいとも思いますが、僕自身は
『チームワーク』 のみの活動から『チームワークとクラブワーク』 がある公益的・開放的な
“クラブ” への転換を望み、その魅力を伝えられるよう頑張っていきたいと思います。
ウッシーやハルちゃんにもその魅力が伝わっていたらいいね!
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