2013年11月3日
『RGR そのB』
  

RGRのストーリーがほぼ出来上がった頃の打ち合わせに、僕の友人でリアル脱出ゲームが大好きなM井陽一が参加。 この中で、僕の考えとM井君の考えが激突する。

この口論は周りを引かしてしまったかもしれない。 年下であるM井君に折れることをすすめたスタッフもいたが、僕は口論したM井君に対してではなく、折れようとしたスタッフに残念な気持ちになった。
意見がぶつかったのはイベントのラスト部分。 つまりオチ。 そこはいかにスタッフが嫌な思いをしようと、由良の人たちに喜んでもらうために議論を重ねる必要があったからだ

その打ち合わせは悪い空気の中終わってしまったが、そこから僕はM井君の訴えてきたことも再度思い返し、一晩考えに考え、一つの案を完成させた。

翌日、僕はその新しいイベントのラスト案をハルちゃんやウッシーに自信満々で話した。
しかしこの2人は僕の新案に納得という感じではなかった。
悪い空気の中で終わった前日の会議を引きずった感じもなく、あーではないか、こーではないかと僕に提案をしてくれたのだ。
そして僕の案、ハルちゃんの案、ウッシーの案が再びイベントをいいものにしようというラスト議論に火をつけた。

その着火剤となったのはまぎれもなくM井君の存在だった。
妥協しなかったM井君の意見が、RGRをより良い完成に導いたのだ。


その後も度重なる試練があった。 参加対象者に当たらない子供たちと向き合うこと、申込方法の問題点、スタッフ不足などなど…。

限られた時間の中、思うように進まない打ち合わせ、時に僕は集まってくれたスタッフを追い返したこともあったが、それでもみんなはついて来てくれた。
一切の妥協もなかった。





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