2017年3月21日
『ロータリークラブにて講演してきました!』


今日は正午より天橋立ホテルで開催された第3051回のロータリークラブの例会スピーチゲストとして参加してきました。

はい、わたくし、初の講演であります。
しかも初めてパワーポイントを使います。

各業界の偉いさんばかりを前にして、緊張はするだろうと思ったので、ある程度は練習も重ねてきましたが、なんせ初めての講演ですから、時間配分がまったく分かりません。

ですが何より、こんなチャンスはそうあるものではなく、沢山の方にrainbowを認知していただくチャンスなものですから、正直、緊張よりも楽しさの方が勝ってたかもしれませんね


確かに説明下手の僕ですが、アウェーは大好物な僕なので、なんだかんだ無事話すことが出来ました。


さて僕が話した講演の内容を、一部省略しながら紹介しますと…


皆さん、こんにちは。
総合型クラブ天の架け橋〜rainbow〜のクラブマネジャーをしております垣尾靖と申します。


今日はこのような場を提供していただきましてありがとうございます。


実はこのように人前でお話しさせていただく機会があまりないものですから、緊張していますが、“総合型クラブ天の架け橋〜rainbow〜の紹介”ということで総合型クラブ天の架け橋〜rainbow〜がどういう組織なのかをしっかり伝えたいと思っていますので、よろしくお願い致します。


では早速なのですが、『総合型クラブ天の架け橋〜rainbow〜は、総合型地域スポーツクラブです』


じゃあ“総合型地域スポーツクラブ”は何なの?ということなのですが、皆さんは 『総合型地域スポーツクラブ』 という言葉を聞いたことがありますか?


読んでいきますと…

『総合型地域スポーツクラブとは、日本における生涯スポーツ社会の実現を掲(かか)げて、1995年より文部科学省が実施するスポーツ振興施策の1つで、幅広い世代の人々が、それぞれのレベル・志向に合わせて、さまざまなスポーツに触れる機会を提供する、つまり 【多種目】 【多世代】 【多志向】 を特徴に持つ地域密着型のスポーツクラブです。』

ところで、文部科学省のスポーツ振興施策なんですが、その中にはこのようにも書かれています。


“成人の週1回以上のスポーツ実施率が 65%になることを目指す”


皆さんはどうですか?
週1回以上スポーツをされていますか?


宮津市民体育館に行きますと、年配の方たちが毎日のように、朝早くから卓球やソフトバレーをされる光景を見かけます。
皆さん元気だなと拝見させていただくのですが、宮津全体を見ますと当然、スポーツが趣味じゃないという方もいると思うし、やりたいけど体が動かなくなってきてやらなくなったという方もいると思いますから、65%というのはかなり高い目標だと思います。

ちなみに平成25年に宮津市で調査したところ、成人の週1回以上スポーツ実施率は36.1%となっています。


実施率を上げていくのはそう簡単なことではありませんが、現場で活動してる者からするとパーセンテージどうこうよりも、まずは現在の 『スポーツを取り巻く現状』 や 『地域における社会問題』 を考えた時に、それが改善されたら、少しずつ実施率も上がっていくだろうと思っています。


では、そのあたりを説明させていただきますと、『なぜ総合型地域スポーツクラブという仕組みが必要なのか?』 ということなんですが、『スポーツを取り巻く現状』 を見ますと、学校や企業を中心としてきたスポーツ活動は限界を向かえ、既存スポーツチームでは年齢と種目が限定的であり、またそのチームも維持出来なくなってきてる現状があります。

子供たちもスポーツをする子としない子の二極化が目立ち、子供の体力低下を感じずにはいられません。


また 『地域における社会問題』 を見てみますと、少子高齢化社会の進展だとか地域コミュニティの弱まりということで、地域における人間関係の希薄化がさまざまな問題を惹起しています。


皆さんの周りで、例えばお子さんやお孫さんのスポーツ環境や、ご自身が何かスポーツの協会やチームに属されているなら、思い当たることはないでしょうか?


だから 『誰でも、いつでも、いつまでもスポーツが出来る環境づくり』 をしていかなくてはならない。

だから 『地域コミュニティーがかつて有していた機能の再構築』 をしなくてはいけないんですね。


総合型地域スポーツクラブの説明をさせてもらう時に、よく 『共助』 という言葉を使います。
自分で出来ないことは地域でやろうということです。


ちなみに行政の公的行為を “公助”、企業主体の私的行為を “私助” と表現させていただきますが、公助・私助・共助のバランスが取れていれば問題はありません。


しかし経済が良くなると、公助・私助の領域が拡大、共助の領域が縮小します。

それだけなら悪いことではないと思うのですが、共助の領域が縮小することで、地域の人たちが、行政や企業にやってもらって当たり前という考えになると良くないのです。


景気が悪くなって、地方財政が危機になり、また企業が減っていった時に、地域の人たちがやってもらうことに慣れてしまってると、できてしまった空洞をどうやって埋めていくのか考えなくてはなりません。


例えば行政が○○教室を無償でしてくれたら、そりゃあ嬉しいでしょうけど、本来ならば、例えばバレーをする場合、体育館を使用するのもお金がかかるし、ボールを買ってもお金がいります。
上手くなろうと思って指導してもらったら指導料もいりますし、場所を借りる手続きも準備もやりたい者がやろうという考えが育たないと、前に挙げた 『スポーツを取り巻く現状』 も 『地域における社会問題』 も変わらないのではないかと僕は考えます。


行政による無償の公共サービスから脱却し、地域住民が出し合う会費や寄付により自主的に運営する総合型地域スポーツクラブが主体となって地域のスポーツ環境をすることが求められていると思うのです


そんな総合型地域スポーツクラブを宮津でも立ち上げるかどうかを、宮津市教育委員会、宮津市体育協会、宮津市スポーツ推進委員会、宮津市民実践活動センターとが一緒になり平成20年後半頃から検討しました。


そして実践活動センターやスポーツ推進委員会を中心に設立しようと話を進めたのですが、現状の体制では難しいという話になりました。


それなら民間の方に当たってみようかといことになりまして、当事個人的に仲間を集めてソフトバレーやフットサルなどをしていた僕に声がかかり、平成24年に総合型クラブ天の架け橋〜rainbow〜が設立したんですねぇ


(中略)


さてrainbowですが、現在までの流れを見ていただきますと、平成21年後半に設立準備委員会を立ち上げ、プレ事業などをこなし、平成24年2月に設立。 そして今年度が設立5年目で、10種目のスポーツを楽しんでいただいています。


(中略)



沢山の写真を見ていただきまして、rainbowが多世代の宮津市民の方々と、様々な種目をそれぞれのレベルに合わせて活動し、仲間づくり・健康づくり・生きがいづくりをしていただくクラブを目差していることが分かっていただけたかと思います。

スポーツは趣味の一つですからもちろん無理に誘えませんが、スポーツをしない人生とスポーツをする人生を考えた時、スポーツをすることで何か新しい発見が出来るのではないかと思われた方にとって、rainbowがその 『きっかけ』 になればと思い、スタッフ一同活動しています。


今回、皆さんにも総合型地域スポーツクラブというコミュニティを知っていただいたわけですから、是非とも参加いただき、一緒にスポーツが出来たらなと思っていますので、いつでも汗をかきにいらしてください。お待ちしています。



本日は貴重なお時間を頂きましてありがとうございました。
これで総合型クラブ天の架け橋〜rainbow〜の紹介を終わらせていただきます。





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